青森県八戸市南郷の手づくりツーリズム。南郷のゆったり田舎体験をご紹介。

キャラクター

 南郷の島守地区には、中世(鎌倉時代後期・1300年頃)から米づくりが続いている田んぼがあります。
 中世から伝わる根城南部家の文書には、当時田んぼがあった地名(すまもり、まき、さわしろ)の記載があり、平成24年10月、東北芸術工科大学の研究グループが現在の島守の巻、沢代地区を調査したところ、中世に水田がつくられていたとされる条件が揃っていることが確認されました。
 古文書と実際の場所が一致している例は非常に珍しく、中世の水田跡に古文書の裏付けを持つとともに現在も米づくりを続けているのは、岩手県一関市の骨寺村荘園遺跡(ほねでらむらしょうえんいせき)と大分県豊後高田市の田染荘(たしぶのしょう)、島守の3例のみとされています。 
 「しまもり」が訛って「すまもり」と古文書に記載されていたため、今まで中世のたんぼだと判明していませんでしたが、島守ではこの記録以降から現代まで、時代に合わせた米づくりが続けられ、実に700年もの米作りの歴史があることが判明したと言えます。
 地元住民や歴史愛好家らは、この価値ある田んぼをPRし、地域の活性化につなげようと平成25年12月「すまもり中世の田んぼクラブ」を立ち上げました。中世の村をイメージしたユニークな体制となっていて、活動フィールドは「すまもり村」、代表は「村長」、クラブのメンバーは「村役人」とし、地元住民や消防団員、アーティストなどが参加しています。クラブのイベントに参加すれば誰でも「村民」になることが出来ます。
 平成26年から中世の田んぼで米づくりをスタートし、田植えまつり、草取り体験、稲刈り、収穫祭などを開催する他、田んぼのまわりにたくさんのひまわりを植えたり、藁で作った大きな馬のオブジェを飾ったりと、従来の米づくりにとらわれない自由な田んぼとなっています。イベントは、地元住民と募集で集まった親子などの交流の場として注目を集めています。
 歴史的価値、浪漫、夢、ふれあい、地域おこし、、、様々な思いがつまった中世の田んぼ。今後も南郷の魅力として育まれていくでしょう。

すまもり村 田んぼ 稲穂と赤とんぼ

すまもり中世のたんぼクラブ

今までの活動や今後の活動については
「すまもり中世のたんぼクラブ」のブログをご覧ください。
http://sumamori.exblog.jp/